落語とは
昔からある日本の伝統芸能の一つに落語があります。
伝統芸能と聞くと敷居が高いですが、最近では昔よりも気軽に楽しめるものが増えており若い人にも人気です。
そのため寄席が大盛況のところが増えています。
落語というのは話の最後にオチがつくのが特徴です。
歌舞伎などの伝統芸能と違って落語は身振り手振りだけで囃を進めていきます。
そして一人で何役も務め、衣装や舞台装置も極力進めるために演者のスキルが求められるものです。
落語を楽しむためには寄席へ
落語を楽しむ方法はいくつかあります。
ラジオやテレビでも最近ではよく放送がされているために自宅で楽しむことも可能です。
しかし、やっぱり実際の落語を生で見て感じることがもっとも魅力を感じられます。
そこで興味関心がある人はもちろん、見たことがない人、興味がない人もとりあえず寄席に行ってみるのがおすすめです。
寄席というのは常に老若男女問わず多くの人が訪れています。
人気の演目や囃家の場合には立ち見が出ることもあるほどです。
寄席では落語はもちろんですが、それ以外にも手品や曲芸、漫談などといったものも行われています。
そのため全く見たことがない素人でも楽しんで帰ることがほとんどです。
百聞は一見に如かずという言葉の通り、まずは足を運んでみましょう。
落語の魅力
落語は取り扱う話題もとても多彩で奥深いところが魅力としてあります。
演じる演目も昔のものから今のものまで様々です。
そして、どの話も内容が面白いのはもちろんですが、噺家が上手に話してくれます。
ただ話を聞いているだけなのにその情景が目に浮かぶようにジェスチャーや音を加えて楽しませてくれるのです。
シンプルに噺家だけが出てきて話をするのですが、その様子にくぎ付けとなるくらい話がテンポよく上手に進み、引き付けるジェスチャーがあり、見ているうちにどんどんと引き込まれていきます。
はじめのうちは話の内容が分かりにくい、なんとなくしかわからなかったという経験をすることもあるものです。
しかし、場の雰囲気に慣れてくれば話も頭に入りやすくなり理解できるようになります。
そういった成長を楽しむことができるのも落語の魅力です。