空前のソロキャンプブーム
コロナ禍の三密回避をきっかけに、巣ごもりしながら楽しみたいという考えはじまったキャンプブーム。特に1人ぼっちで行うソロキャンプは、空前のブームを巻き起こしています。
キャンプと言えば、家族や気の知れた仲間と行くのが当たり前でしたが、最近ではおひとり様で遊ぶ人も増えてきて、休日のたびにソロキャンプへ出かける人が増えているようです。
特に男のソロキャンプは人気で、芸能人やYouTuberなどがキャンプを一人で満喫している様子を見た男子がこぞってキャンパーデビューしているのだとか。
なぜそれほどまでに、ソロキャンプは男ゴコロをくすぐるのでしょうか。
今回は、男1人のソロキャンプの魅力についてお伝えしながら、おすすめのソロキャンプアイテムや「キャンプ飯」についてご紹介していきます。
男のソロキャンプのメリット
あえて男1人で行くソロキャンプには、以下のようなメリットがあります。ソロキャンプにまだ行ったことのない人は、ぜひその魅力をチェックしてみてください。
大自然の中でリフレッシュできる
都会の喧騒や職場の人間関係、プライベートでの心配事など…。日常のことから遠く離れて、大自然の中でリフレッシュできるところに惹かれる人が多いようです。
森でのソロキャンプは木々のざわめきや鳥のさえずり、海や川のそばなら波のせせらぎと水の音…静かな空間で自然と対話をするだけで、日常から解放されてストレス発散につながります。
ひとり時間を気ままに楽しめる
家や会社にいると、周りに人がいたりルールがあったりと、何かと気を遣いながら生きているもの。でもソロキャンプの時間は自分の思い通りに行動して良いので、自分のペースで気ままに過ごせます。テントやテーブルをセッティングすれば、本を読むのも良し、ひたすら音楽を聴くもよし、朝からお酒を飲むのも良し…。
あえて1人で過ごすことで、完全な自由を味わえます。一度ソロキャンプをしたらハマる人が多いのは、1人きりの時間が貴重で贅沢だと知れるからなのです。
準備する楽しみがある
キャンプに行くには、それなりに道具の準備が必要です。テントやタープはもちろん、テーブルやチェア、ランタン、調理アイテムなど…。近年のアウトドアブームから、キャンプアイテムはおしゃれでカッコ良く進化していて、実にさまざまなグッズが販売されています。
道具にはお金をかけたくないという人も、最近では100円ショップでもキャンプグッズが売られているので、まずはお金をかけずにデビューしてみるのもあり。
完全に自分専用のグッズなので、こだわりを持って色々揃えてみるのもアリです。
焚き火や料理を楽しめる
キャンプで火を眺めながら過ごす時間も、また贅沢でロマンがあります。焚き火をあえて原始的な方法で点ければ、サバイバル気分も倍増してワイルドな冒険気分も味わえるでしょう。
自分で起こした火にかけて作った料理もまた格別。定番のBBQだけでなく、最近ではオリジナルのキャンプ飯を考案する人も多くて、自由な発想で料理を楽しめる点も人気の理由です。
ソロキャンプ男子はモテる
キャンプで思いっきり楽しむには、事前の計画や時間通りの行動が大切です。無計画に日取りだけ決めて行くのと準備万端で行くのでは、楽しむ度合いにも違いが出てきます。
ソロキャンプをする男子は、このように計画的な行動ができる人。また、力仕事やDIYができる人でもあります。女子を連れて行けば、一緒に楽しむためにリードもできるので、普通の男性よりもモテると言われています。黙々と作業する横顔や料理をする姿、力仕事に精を出す姿にオンナは弱いのです。
ソロキャンプに慣れてきたら、気になる女性をグループキャンプに誘ってみましょう。自然なアプローチになりますし、自分でも気づかなかった魅力に気づいてくれるかもしれません。
男ソロキャンプのデメリット
自分が好きでさえあれば、はっきり言ってソロキャンプにデメリットはありません。ただ、デメリットとして考えられるなら以下のようなことが挙げられます。
けっこうお金がかかる
ソロキャンプをしたいと考えたとき、ある程度のキャンプ道具を自分で購入しなくてはなりません。テントや寝袋、チェアはもちろん、調理器具も買う必要がありますから、ひと通り揃えるにはけっこうお金がかかるのです。
また、焚火に使う消耗品代やキャンプ場の入場料など、グループで行けば割り勘できる費用も1人で負担しなくてはなりません。キャンプは人数が少ないほど割高になる点は留意しておく必要があります。
トラブルは1人で解決しなくてはならない
完全に1人で過ごすのですから、キャンプでトラブルが起きた際にも周りを頼ることができません。上手く火起こしができない、テントを建てられないなど、困ったときにも全て自分で解決する必要があります。ただ、これらを1人で解決できたときには自分自身の成長を感じられて気分も良くなります。ソロキャンプを機に、誰かに頼らず何でも1人でやってみることを目標にしてみると良いかもしれません。
寂しがり屋には合わない
1人で過ごすのが苦手な人やすぐに人恋しくなってしまう人は、ソロキャンプには向いていません。せっかく1人で過ごしていても自分の周りで関わる人のことばかり考えてしまい、思いっきり楽しむことができないでしょう。
特に、人気のキャンプ場などにぎやかな場所では、より孤独を感じてしまいます。ソロキャンプで1泊したいと考えているなら、人の多い土日よりも平日を狙ったほうが良いかもしれません。
初心者必携!キャンパーおすすめのソロキャンプグッズ
いざ、ソロキャンプにチャレンジ!と思ったけれど、そもそもキャンプ自体もはじめてで、何を揃えれば良いか、何を持っていくべきか分からない…という方もいるでしょう。
ここでは、ソロキャンプに行く前に揃えておくべきアイテムをご紹介していきます。
テント
1人でも設営しやすいドーム型のテントがおすすめです。1~2人用で1~3万円程度で売られています。車やバイクを使わずに行くなら、バックパックに入るコンパクトサイズのテントを選びましょう。
2~3人用のテントを購入すれば、ソロキャンプでも広々ゆったりと過ごせます。
ローテーブル・チェア
調理台にしたり食事を置いたりと、さまざまなシーンで活躍するテーブルは、1つは持っておきたいアイテムのひとつ。アウトドア用品の中には折りたたみタイプやテーブルの高さを調節できるタイプなど、さまざまなものが販売されています。チェアはテーブルの高さに合わせて揃えと良いですよ。通販で購入するのも良いですが、チェアは実際に座り心地を確かめてから買うのがおすすめです。
マット
テントを設営しても、そのままでは地面に当たってしまい、座り心地や寝心地が良くありません。快適に過ごすためにもマットは用意しておきたいグッズのひとつ。ピクニックなどでも活躍する銀色のマットなら、100円ショップやホームセンターなどで、手ごろな価格で手に入ります。本格的なキャンプグッズにしたい人は、エアーを入れて弾力をつけるエアーマットがおすすめです。
ランタン
初心者でも簡単に扱えるLEDタイプのものからオイルや燃料を使うものまで、さまざまな種類のランタンが売られています。安全に使用したいならLEDがおすすめ。明るさやライトの色味などもさまざまなので、好みに合わせて調達してください。
寝袋(シュラフ)
封筒型のシュラフが人気です。寝袋は、キャンプの季節によって必要な暖かさが変わります。夏用と春~秋用、冬用とさまざまな季節向けの寝袋が売られているので、キャンプへ行く時期に合わせて揃えておくと良いでしょう。
調理用品
ナイフやまな板、定番の飯ごう、アルミ製のお弁当箱のような形をしたメスティンなどのクッカーは、ひと通り揃えておきたいものです。トレイやカップなどもさまざまな素材のものが販売されていて、好みに合わせて選べばおしゃれな食卓になります。最近ではアパレルブランドなどもアウトドア用の食器などを販売しているので、口コミなどを参考にチェックしてみてください。
焚火グッズ
調理をするだけならバーナーが便利ですが、本格的なキャンプ気分を味わいたいなら焚火にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。アウトドアグッズには、フラットに収納できるコンパクトな焚火台が多く売られています。焚火をするなら、薪や炭を掴む際に必要な火ばさみも忘れずに。キャンプ用の耐火グローブがあると、初心者でも火傷の心配がなく安全に火起こしを楽しめます。
挑戦してみよう!ソロキャンプ飯
プテチゲ
プテチゲは、「部隊の鍋」という意味で、韓国の軍隊が缶詰のスパムやソーセージをチゲ鍋に入れたことが由来しています。インスタンの乾麺が入っているのも特徴で、まさに男のワイルドな料理といった感じ。小さめの鍋やメスティンひとつがあればできますし、冬の季節は何より温まります。メスティンは鍋の代わりにもなる万能器具なので、スープや1人鍋を楽しむにもぴったりです。アルミ製の鍋の質感が、軍隊気分もアゲてくれそうですね。
アヒージョ
小さなフライパンのようなスキレットで、アヒージョを作るのもおしゃれです。鷹の爪とニンニクを入れたオリーブオイルに、海老やベーコン、好きな温野菜を入れて煮込むだけ。焚火であぶったバゲットを浸せば美味しさが倍増します。
ホットドック
朝の目覚めのコーヒーにぴったりなのが、キャンプ朝食の定番、ホットドックです。パンにソーセージを焼いて挟むだけで出来るので、料理が苦手な人も簡単にできますよ。
ホットドック用パンの代わりにクロワッサンやロールパンでも良し、ソーセージの代わりに、ハムや余った焼肉を挟むのも良し。ひとり飯なので、とにかく自由にアレンジしてみましょう。