女性が仲良しするときに思い描く「性行為できてあたりまえ」が近年の男性全体に当てはまらなくなってきました。ストレスでEDになる話しは小耳にはさむと思いますが、実際のところどうなのでしょう。ここではストレスやトラウマで発症する心因性ED、心因性EDの治療法、ED治療薬を飲むタイミングを紹介しております。
心因性EDとは
心因性EDの種類は2つ大きく分類されます。1つに日常のちょっとしたストレスが起こす現実心因があります。現実心因では、パートナーの女性に普段から仲良しのとき「役立たず」「ダメな男」とレッテルを貼られている場合に発症します。また、仲良しのときだけでなく、家のローンなどの経済的なストレスがあったり、仕事で毎日疲れていたりするので自分で原因に検討がつきます。現実心因は、心療内科のカウンセリングをしたり、精神安定剤を服用したりすると治ることもしばしばです。
2つ目に、深層心因EDがあります。こちらは現実心因と違い本人の自覚がありません。深層心因の原因はまだはっきりとはしていませんが、幼児期に体験したトラウマなど過去の体験が引き金になりEDとなります。深層心因EDは周囲の人間はもちろん、本人も気づかないので長期間EDの原因不明で治療に時間がかかります。
現実心因の原因
あせり、過労、睡眠不足、家庭内不和、経済的な困窮、パートナーとのトラブル、初体験、新婚初夜、早漏、セックスで過去に失敗した、不倫、事故や火災、職場のトラブルなど
深層心因の原因
妬み、葛藤、欲求不満、幼少ときのトラウマ、ホモ・セクシュアルなど
治療方法
心因性EDになると、性的な興奮が脳から神経に乗って陰茎に届きにくくなります。また心因性EDの治療に家族の理解は不可欠です。なぜなら心因性EDは仕事上のストレスと家に帰ってからのストレスの組み合わせで発症する現実性心因が圧倒的に多いからです。仕事から帰ってきたら笑顔で出迎えてあげましょう。また、心因性EDの人は「また失敗するかもしれない」という恐怖を持っています。パートナーが恐怖をできるだけ軽減してあげるようにしましょう。心因性EDの治療法は、心療内科のカウンセリングとED治療専門クリニックのカウンセリングが必要になります。心療内科でいただいた薬によっては、ED治療薬と相性の悪いものもあります。そのため、心療内科とED治療専門クリニックの連携も必要になってきます。
ED治療薬を飲むタイミング
仮にED治療薬としてバイアグラを処方された場合を想定してみましょう。バイアグラは空腹時に服用します。食事の後に服用すると効果が落ちてしまうためです。また、バイアグラはお酒と一緒に飲めますが、あまりにも大量に飲酒をしているときは薬自体の効果が大幅に低下するので服用しないのが無難でしょう。